パハリトパウダー先進触媒でアクロン大学およびトヨタ北米先端研究所と提携

パハリトパウダー先進触媒でアクロン大学およびトヨタ北米先端研究所と提携

January 28, 2020

パハリトパウダーが共著者である論文“メソポーラスカーボン担体上に八面体Pt2CuNi ナノ粒子を合成する真空含浸法とその酸素還元反応電極触媒特性”が、Journal of Colloid and Interface Science (2019) (コロイド界面科学誌(2019))に最近掲載されました。

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0021979719315541

筆頭著者のアクロン大学(Univ. of Akron)化学・生体分子工学科のDezhen Wu氏とトヨタ北米先端研究所(TRINA)材料研究部のHongfei Jia氏は、それぞれのチームと共同で、パハリトパウダーの連通したメソポーラスな触媒担体上に、Pt2CuNiナノ粒子を担持しました。この結果得られた触媒は高い性能を示し、耐久性も期待できるものでした。

これらのチームには、アクロン大学からXiaochen Shen氏, Zhenmeng Peng氏, Yanbo Pan氏,  Libo Yao氏と、トヨタ北米先端研究所からLi Qin Zhou氏、Tomoyuki Nagai氏も参加しています。

パハリトパウダーCTO兼President のBarr Zuleviは、「この論文は、われわれのメソポーラス材料の性能と安定性やその触媒機能を改善する能力を、公に示した価値のあるもので、PEM燃料電池でコストを削減しながら性能と耐久性を向上させることをめざすアメリカエネルギー省のFC-PAD(燃料電池性能耐久性コンソーシアム)プログラムの今後のプロジェクトで、我々の材料がさらに公に示されることを期待している。」と述べました。FC-PADは、アメリカエネルギー省のエネルギー効率・再生可能エネルギー部(EERE)内の燃料電池技術室(FCTO)の助成を受けて、ロスアラモス国立研究所 (LANL), バークレー研究所 (LBNL), アルゴンヌ国立研究所 (ANL), 国立再生可能エネルギー研究所 (NREL)とオークリッジ 国立研究所(ORNL)  によって主導されています。

この論文は、高活性で安定な白金―銅多面体触媒を創成することを述べており、パハリトパウダーのエンジニアード触媒担体(ECS)のようなメソ―ポーラス・カーボン(MPC)ナノ材料を触媒担体として用いる有効性を引用しています。これらの研究者によって開発された真空含浸法は、MPCの気孔構造をより良く利用し、また触媒ナノ粒子の大きさと分布を制御するものです。その結果、優れた酸素還元反応(ORR)活性を生み、耐久性も期待できるものとなり、「パラメータを制御しMPC気孔中にナノ粒子を合成する新しい手法を提供し、MPC担体構造を用いた新しいORR触媒を開発する興味深い戦略を可能とするものである。」という結論としての発見となりました。

制限期間内であれば、この論文をScience Directで無料で見ることができます。

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0021979719315541

パハリトパウダー, LLC は、アメリカ国内のベンチャー基金によって支援された新規企業で、Verge Fund, Omphalos Venture Partnersその他の投資家から資金を受けており、燃料電池や水電解の産業向けに次世代の触媒や触媒担体を開発することに重点を置いています。 パハリトパウダーは、自動車メーカー、燃料電池部品会社、大手水電解装置メーカーと協業することで、急速に加速するクリーンあるいはグリーン水素エネルギー産業において、先進的な触媒および触媒担体の開発における確固たるリーダーとなっております。

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